« 苦行と座禅 | トップページ | 四顛倒の妄念と四念処:ゆる~いまとめ(2の1) »

2005年12月 3日 (土)

四顛倒の妄念と四念処:ゆる~いまとめ(1)

衆生の苦の根源は身体・感受・心・法(存在)を浄・楽・常・我とみてしまう顛倒した(ひっくり返った)妄念であり、仏教が退治しようとしているのはまさにこれらの逆さまなものの見方だと思います。

そして、それら四つの実態が不浄・苦・無常・無我であるということを、師から教わり(聞)理屈で納得し(思)、それを何度も繰り返し実地に分析して体得・実感する(修)する、というのが修行の基本プランとなるはずです。

そしてここでいう「修」にあたるのが、四念処などの修習というもので、それを指して「観」(ヴィパシュヤナー)といいます。また、そういう精密な分析的観察を行うためには心を分析対象に集中させなければなりません。そうした観察を可能にする、精神が完全に統一され、対象のみに集中している状態を心一境性といいますが、これを「止」(シャマタ/サマタ)といいます。

また、ここから更に預流(聖者)に入るには、四諦の十六行相を観察して、見所断の煩悩を断つ、という所を経る必要があります。その関門を抜けたとき、修行者は欲界の煩悩を断った者として、聖者の仲間入りを果たします。


« 苦行と座禅 | トップページ | 四顛倒の妄念と四念処:ゆる~いまとめ(2の1) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75967/7444937

この記事へのトラックバック一覧です: 四顛倒の妄念と四念処:ゆる~いまとめ(1):

« 苦行と座禅 | トップページ | 四顛倒の妄念と四念処:ゆる~いまとめ(2の1) »