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2005年10月27日 (木)

輪廻についての断章(1)

お釈迦様は「輪廻」を説いたのか?

「輪廻」については議論百出、肯定・否定、みなさん色々なご意見をお持ちでしょうが、
私は肯定派です。広い意味での「輪廻」を認めなければ、仏教自体が成り立たない、と考えます。釈尊と同時代人で、業因果を否定した素朴唯物論者プーラナ・カッサパは、仏教徒から「外道」とされていますしね。

広い意味での、とつけたことについてですけど、「輪廻」には二つの柱があるワケです。

1)輪廻の主体(何が輪廻するか)
2)因果応報(どうして輪廻するか)

仏教の場合、2)については問題ないにしても、1)については「無我説」を採っている以上、ストレートには認めがたいわけですよね?

そこで仏教の場合、一般的な輪廻説にちょっとアレンジが加えられているので、厳密な意味でのスタンダードな輪廻とはいえないな、ということで「広い意味で」とつけてみた次第です。

ちなみに、この問題について仏教では「刹那滅」の「心相続」という考え方をとることでクリアしようとしているんですが、あえてそのような説をひねり出してまで輪廻を否定せずにおこうとしたところにも、輪廻を尊重する姿勢が垣間見られるといえるのではないでしょうか?

ただ、釈尊の死後整備された「仏教」と、釈尊ご自身の思想は違う、という主張もありえますよね・・・。


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